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 1. 
						12月16日(金)、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、ザーライ省女性同盟との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「ザーライ省女性同盟職業訓練センター建設計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
 (1) 供与金額
 88,461 米ドル
 (2) 要請元
 ザーライ省女性同盟
 
 2. 案件内容
 (1)ザーライ省はベトナム中部高原に位置し、西はカンボジアと国境を接している省である。人口130万人であり、そのうち女性で就業可能な人口は31万人となっている。
 
 (2)ザーライ省女性同盟は、2008年に職業訓練センターを設立し、ザーライ省の各郡・市の人民委員会、各部署と協力して、女性に対する職業訓練、就業機会紹介、産婦人科健康相談を行ってきている。ザーライ省では、手に職を付けたいと考えている女性は毎年約1,500人が見込まれており、職業訓練センターに対する需要は非常に高い。しかし、職業訓練センター専用の施設がないため、職業訓練は非効率であると共に長期間の訓練が出来ず、訓練の質、量ともに不足していた。
 
 (3)このような事情に鑑み、今回、ザーライ省女性同盟は、新たな職業訓練センター(2階建て7部屋)の建設を計画しており、日本政府としては、新規施設の建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。
 
 3. 署名式では、谷﨑泰明駐ベトナム日本国特命全権大使とチャン・ゴック・チ(Ms.Tran Ngoc 
						Chi)ザーライ省女性同盟委員長が贈与契約書に署名を行った。
 
 4. 
						署名式において谷﨑泰明大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトによって、ベトナムの社会経済の発展につながり、また日本とベトナムの友情と相互理解が益々深まることを期待します」と述べた。
 
 
 
 
     
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